調査ポイント後半です。

勉強会資料で展開します。

まず販売取引、売上(PL)、売掛金(BS)の調査です。最も重要です。まずは、5年程度の推移分析、決算書データで始めます。基本的に営業損益を分析しますが、当期利益まで目通しします。
その後、セグメント別、得意先別の販売データを入手、分析にはいります。

データ分析にも「こつ」があると思います。

教科書的にはこれらの事項を調べるのですが、短期間ですし、案件をみて、こいつと、こいつと、これというチョイスをして進めます。

購買は、実のところ通常はそれほど時間をかけません。

ただし、原価(売上原価)は重要です。裏表が粗利です。
それから、人件費も結論として重要です。退職金の引当が無いケースが良くあります。
未払残業は弁護士チームと連携です。

投資も重要です。フリーキャッシュフローの一要因です。

借入金は通常難しい点は、少ないです。税務は特に組織再編の税務には専門家が必要です。

運転資本は重要です。実は、会計士になって7年位は、運転資本は無関心でした。一般に監査業務につく会計士はそうです。

場合によってはSPAに織り込みます。

最後、事業計画です。
事業計画は株価算定で直接検討するうえで重要です。過去の実績を踏まえると、ある程度目途もつきます。
では、今日はここまで。

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