ココナラ社を題材にした、1の部から資本政策表を書いてみるシリーズ、本日、7日目となりました。次回(8日目)で創業日までさかのぼることができるとおもいます。それが終わった後は、区切りですし、数回、「分析」に移りたいと思います。
さて、前回6日目で「以下」までさかのぼりました。IPO(2021年2月)から9年前のシリーズBの調達まできていましたね。
本日は、前回同様「ネット」情報でのさかのぼりです。今日はシリーズAの調達、10年まえの資本取引になります。
2012年11月の資金調達のニュースが見つかりました。しかし、このころ毎月まめにニュースリリースを出されています。そのあたりも地道な努力の成果を感じました。
このときの出資者はImproVista、3千万円の調達でした。さて、何株はっこうしていたのでしょうか?Webだけではわかりません。
そこで、一の部のP.99の第4部、株式公開情報を見てみると、ありました。
ImproVistaは、1,609株のA種株式を普通株へ転換していますね。
よって、2012年11月の資金調達は、A種株式、1,609株を3000万円で行っていたわけですね。では、前回シリーズBからさかのぼって、エクセルへ入力します。
シリーズBは、ポスト株式数17,632株でしたので、そこからBの発行数3822株を引くと、シリーズAのポスト株式数 13810株、今回A種1609株です。
A種株一株の株価 30,000,000÷1609=18,645円
したがい ポスト時価 18,645円×13810株=257百万円 (①)
したがい、プレ時価 257百万円-30百万円 =227百万円 だった計算です。
最後、まとめといいますか、このシリーズAの調達が、初めての外部資金調達だったとおもいます。
本件でごく一般的な話をするだけですが、10%の持分をA種株式へ譲渡しています(なぜ10%かは、次回たねあかし)。
10%の株式との交換で30百万円を調達している。
そして、当時の株式価値とは、それは、上記の①式で決まっているのですね。
多分、次回が作成手順の最後です。では。
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